プレゼンテーション講義 受講生活躍レポート#1
2022年にプレゼンテーションの講義を行いました福井大学教育学部附属義務教育学校の八木心春(こはる)さん(福井大学教育学部附属義務教育学校 前期課程5年2組 11歳)が、令和4年度 第71回「私たちの理科研究」(福井県教育総合研究所主催) 小学生の部で最優秀賞を受賞されました。
研究テーマは「セミの羽化のタイミング〜福井県に住むセミ・気象との関係〜」。
小学5年生で最優秀賞を受賞することはめずらしく、まさに快挙を成し遂げた心春さんと担任の野阪友美先生にお話を伺いました。
前田:この度は受賞おめでとうございます!素晴らしい快挙ですね!
八木心春さん(以下敬称略):ありがとうございます!
前田:今回、受賞されてプレゼンをされたと聞きましたが、何分くらいのプレゼンをしたんですか?
八木さん:15分くらいです。
前田:15分って長いですね!補足資料も含めて58枚と大作のプレゼンテーションでしたね!
講義で学んだことは活かせましたか?
前田:去年、授業をさせていただきましたが、今回のプレゼンテーションで講義の内容は活かせましたか?
八木さん:もともと提出した資料は読んでいただくスタイルで作っていたので、プレゼンを聞いていただく人向けに作り替える必要がありました。
そこで、前田先生の授業で教わった、設計図を作ってからストーリーを考えてみました。また、初めて私の研究内容を聞く方に興味を持ってもらうために最初のつかみは動画で蝉の羽化の映像を入れてみました。
さらによりわかりやすく伝えたくて、「プレゼン資料のデザイン図鑑(ダイヤモンド社)」や「こどもプレゼン教室(宝島社)」の本を読んでグラフを使ったり、あまり情報を詰め込みすぎずに、書いてある文章を読み上げないようにすること、聞いている人に伝わるように抑揚をつけて話すことも意識しました。
前田:たくさん勉強して臨んだのですね!!すごい!!
本番は緊張した?
前田:たくさんの人の前でお話しするのは緊張したと思いますが、どうやって15分間を乗り越えたのですか?
八木さん:家で何回も練習をしました。しっかり準備をしてきたので多少緊張はしましたが、伝えたいことが明確だったのでそれほどは緊張せずにすみました。
前田:しっかり準備することが自信に繋がり、緊張しなかったのはとても大きなポイントですね!!これからも多くの人の前でプレゼンする機会があると思いますが、次にプレゼンをする時に意識したいことはありますか?
八木さん:今回のプレゼンで、聞いてくれる人に興味を持って感動してもらうのは本当に難しいことだと思いました。次は、もっとわかりやすく、そして聞いてくれる人が感動してくれるようなプレゼンをしてみたいと思います!
前田:素晴らしいですね!!次への改善ポイントも考えているなんてさすがです!!野阪先生は八木さんにどのようにご指導されたのですか?
野阪先生:内容の面は理科の先生がみてくれました。今回のプレゼンテーションは作成期間がとても短かったのですが、私は国語の教員なので八木さんが一番伝えたいことを明確にするお手伝いや、本番に向けて励ましたり応援したりと心の面からのサポートを行いました。最後まで本当によく頑張っていました。
前田:しっかりと寄り添われたのですね。八木さんは野阪先生にそばにいてもらえてよかったですね!
八木さん:はい!とても励ましてくれました。本当にありがとうございます!
前田:改めまして、この度はおめでとうございました!これからも八木さんの好きなことを続けてください!そしてまたプレゼンの機会があったら楽しんで念いを伝えてくださいね!今日はありがとうございました!
八木さん、野阪先生:ありがとうございました!